「新刊展望」で情報収集

高畑 雅彦(たかはた まさひこ)
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私は、音訳サービス・Jが制作した「新刊展望」を、「Do Book」だったころから、続けて3年ほど聴いています。

なぜ新刊書の情報誌を聴くことになったかというと、墨字の本を音声で読んでくれるパソコンのソフトを買うことにしたため、新刊書の情報が必要になったのです。

晴眼者であれば、本屋で立ち読みをするか、新聞や雑誌の書評を見て、欲しい本を選ぶことができますが、立ち読みのできない私は、本の情報を、テープを聴くことで得ることにしたのです。
こういうテープがあるということは、大変ありがたいことでした。

ところが、期待していたパソコンソフトは未完成で、全く使いものにならず、新刊の情報もいらなくなってしまいました。
したがって、そのためのテープ図書も必要なくなってしまったわけですが、「新刊展望」の記事がけっこうおもしろい。
著者の対談や「面白本スクランブル」「20世紀文学館」「前書後書(まえがき、あとがき)」「へんてこ隣人図鑑」など、本の裏話や作家の素顔もわかったりして、新刊の情報を得るためというよりも、「読み物」として、続けて聴くことにしたのです。

その後、ソフトはバージョンアップがあり、最近では何とか単行本も読めるようになってきましたが、時間がかかり過ぎるので、私は、まだ、新刊書を買う気にはなっていません。
ソフトの実用化までには、もう少し時間が必要なようです。
しかし、墨字音声化ソフトを使っている盲人は、かなりおられると思いますし、ソフトも徐々に改良が進められることでしょう。
これからは「新刊展望」のようなテープを必要とする人は、ますます増えてくるのではないかと思っています。
 

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