目の不自由な方々にも「PHP]誌を
PHP総合研究所 社会活動本部 有本 千津子
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有本さんの写真 PHP研究所で発刊している月間誌『PHP』は 月々150万部以上が発行され、多くのかたがたに愛読されておりますが、 目の不自由なかたがたにも おなじように読んでいただければと、平成4年(1992)1月号から『音訳PHP』の製作を開始いたしました。

これは 90分テープ3本におよぶ録音テープで、現在、全国69ヵ所の点字図書館へ寄贈、約500名のかたがたに、ご利用いただいております。

一般的に、雑誌の音訳のばあい、音訳テープが 利用者のお手元にとどけられるのは 雑誌発売から約1ヶ月あと、しかも記事の一部抜粋 というケースが 多いようです。

しかし『音訳PHP』では、著者の方々や 外部の方々に ご協力いただき、『PHP』誌の編集と並行して製作、『PHP』誌の発売と同時に、各点字図書館におとどけする体制をととのえました。
また、すべての記事を音訳することはもちろん、文字だけでなく表紙や絵、写真なども、目の不自由なかたにも正確にイメージできるように説明しています。

このようなかたちのテープを 短期間で仕上げるために、音訳サービス・Jの皆さまには 多大なるお力添えをいただいており、こころから感謝いたしております。
私どもでは 毎年一回、『音訳PHP』の利用状況についてアンケートを実施しておりますが、ご利用いただいているかたがたから「発売と同時に、『PHP』誌のすべての内容がテープで手にはいり感激です」「音訳者の声質に好感がもてます」「絵や写真の説明がわかりやすい」などのご意見を 多数いただきました。
また「トーンインデックスを入れてほしい」という要望や、「視聴覚障害者向けのサービスをする公共図書館がふえてきているので、公共図書館にも おくってはどうか」との音訳サービス・J様からのご意見なども頂戴し、現在、前向きに検討いたしております。

今後とも、こうしたご意見、ご要望に できるだけおこたえし、一人でも多くのかたがたに聴いていただけるよう『音訳PHP』を充実したものにしていきたいとねがい、活動しています。

(この原稿は 1999年7月発行「Jだより」第4号より転載しました。)


 

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