美々子は、控えめな綾子おばに隠された色香を感じていた。母が死んでほどなく、深夜に睦みあう父とおばの姿を目撃してから30年。何も語らないまま、おばの命は花びらとともに尽きようとしている。(表題作より)人生の秋を迎えた女達が、心の奥底に押し隠してきた、愚かしいまでの烈しい情熱。せつなさとエロスの輝きをたたえた恋愛小説集。(全六話) (音訳:泉 恵)
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