夫と息子、さらに甥、三人の皇帝を退けて自らが実権を握った西太后(シータイホー)を世の人は悪女とも鬼女とも呼ぶ。しかし彼女が願ったのは五千年も続いた中華の国とその民を、押し寄せる外敵・洋人(ヤンレン)から守ること。どんな悪評にもたじろがず、たった一人で巨大な国を支え続けた彼女は、その死に際して「大清国は自分の手で滅ぼすしかない」と決意するのだった。 (音訳:明石 二郎)
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