江戸の人々の楽しみは、芝居に花見、そして読み本。中でも盗賊の活躍を描いた「鳥居の赤兵衛」は滅法面白いと評判だ。しかも、手書きで1冊しかないため借り手は順番待ちをするしかなかった。そんな時、「鳥居の赤兵衛」を扱う貸本屋が急死。彼が持っていたはずのこの本が消えた・・・(表題作)。表題作他7編収録。(109)自来也小町(じらいやこまち)以来、久しぶりの「宝引の辰」シリーズ。 (音訳:明石 二郎)
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