信州の病院の内科医で作家でもある著者。芥川賞を受賞した翌年、仕事中に突然発作に襲われてうつ病・パニック障害と診断される。治療を受けつつの父の介護に疲れ果て、心身ともに生きる力を失っていた時期に軒下にやってきた子猫。老父を看取り、自身の病に折り合いをつけた頃、それを見届けたかのごとく逝った猫「トラ」との、密度の濃い15年を描いた感動の書き下ろし。 (音訳:佐野 恵美)
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