作者の成熟した筆が大草原に生きるチンギスの一生をいきいきと描き、 朝日新聞連載中から話題を呼んだ作品。
イスラムの王が聖地エルサレムを十字軍から奪回した頃、 無名に近かったテムジンはハーンに選ばれた。 チンギスと名乗った彼は、 たちまちモンゴルを一大勢力に仕立てあげるのだった。(草原の覇者)
金を滅ぼし、 宋に迫るモンゴル。 拡大を続ける帝国には、 分裂の陰が忍び寄っていた。 チンギス・ハーンの後継をめぐる息子たちの権力闘争・謀略。それを見守る母や妃たちの不安と期待はいやがうえにも高まるのだった。(中原を征く)
弟アリクブカとの骨肉の争い。西方戦線での大敗北。そして南宋との長期戦。苦闘の末にフビライが定めた次なる標的は、海原のかなたの日本だった。モンゴル興隆の謎をあかす鍵は、乱世を制したフビライの知恵と力にあったのか。物語はいよいよ佳境を迎えます。(滄海への道)
世に千載の国はない。さまよう宋王朝。日本征討に失敗し、王家の反乱に悩む元。頂点を極めた「モンゴルの平和」は静かな終焉を迎える。中国史を描き続ける著者が「力の限り取り組まねばならなかった宿題であった」と語る”チンギス・ハーンの一族”の時代。波乱の物語全4巻、堂々の完結編。(斜陽万里)
(音訳:明石二郎)
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