荒れる思春期の息子になすすべを無くした父親が、ぎりぎりの思いで息子につづる手紙「小さき者へ」。 脱サラに失敗し妻子に実家に去られてしまった主人公が、新しい一歩を踏み出すまでを描いた「青あざのトナカイ」。 6編の短編は、いずれもごく普通の人の普通の人生の中で起こり得る出来事ばかり。「ビタミンF」で直木賞を受賞した著者の思いが、読むものの心に深い共感となって刻まれる作品です。 (音訳:本田尚子)
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