昭和のはじめ、北海道の雄大な自然に育まれた竜太と芳子の青春と愛。
竜太は小学校教師となって生徒を慈しみ、希望に燃え、芳子との幸せな愛を育んでいた。
二人の上に戦争の暗雲がのしかかる……。(上巻)
身に覚えのない「治安維持法違反」の容疑で拘引され、苛酷な取り調べを受ける竜太。
だがやがて釈放され、芳子との結婚目前に応召、満州へ、そして、終戦後の逃避行。
時代の波に翻弄される二人を通して戦争を厳しく告発する。(下巻)
人間の本質に迫る三浦文学の最高傑作長編小説。
(音訳:本田尚子)
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