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さざなみ情話(さざなみじょうわ)

乙川 優三郎(おとかわ ゆうざぶろう)著

朝日新聞社刊 テープ全6(5.5)巻/DAISYDAISY版

 高瀬舟の船頭・修次(しゅうじ)には惚れた女がいた。食売旅籠(めしうりはたご)で春をひさぐ遊女・ちせ。二人は一緒に暮らすことを夢見て逢瀬を重ねるが、修次には母と妹との生活、ちせには年季と借金があった。二人の絆を軸に高瀬舟の過酷な労働や、花街の末端の悲惨な生活が細やかな筆致で描かれる。社会の底辺にあって懸命に生きる姿を暖かくみつめた長編時代小説。
(音訳:那波 一寿)


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