渭水(いすい)のほとりで釣りをしていて
周の文王に見いだされたことで有名な太公望。
商に攻撃され滅ぼされた羌(きょう)の一族の長の子だった彼は、
父の命に従い逃げ延び、 さまざまな危難に遭遇する。
その後たどりついた孤竹(こちく)の邑(ゆう)では、
不思議な老人から剣と文字を習うことになる。
商に復讐するという彼の大望はいつかなうのだろうか。(上)
最愛の妻、逢青(ほうせい)を失った望は、2人の子供を舅の逢尊(ほうそん)に託して、商王朝を倒す旅に出発した。
2人の従者を引き連れて、わずか3人で出発した復讐の旅は、
まるで蟻が巨象に立ち向かうようなものであった・・・。
その時、商は受王(じゅおう)の時代で、まさにかつてない隆盛をむかえていた。(中)
朝歌(ちょうか)に落ち着いた望は肉屋の店主として身を隠し、各地の諸侯の情報を集めていた。この時彼に心酔し、志を同じくする従者は300人にもなっていた。
一方商王は、その力を誇示する為に残虐な刑を執行し、諸侯への無言の圧力をかけるのだった。そのような情勢下で、望の機略により、周は召(しょう)と結び商王を討つ手筈を整えるのだった。(下)
(音訳:明石二郎)
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