妻ある男性との恋愛、妊娠、男の心変わりと別れ。
そして、かつての師で、十年間をともに暮らした恋人でもあった演出家、東 由多加(ひがし ゆたか)への癌の宣告。
生まれくる命と、消えゆく命をみつめながら、ふたりはもう一度、友人として生活を共にし、出産の準備をしながら癌と闘うことを決意する。
芥川賞作家である著者が作家として、また一人の女性として直面した真実を、正面から見つめ、血のにじむような筆致ですべてをさらけ出した、壮絶な私記。『週刊ポスト』連載中から大反響を呼んだ話題作。
(音訳:本田尚子)
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