多国籍な街、新宿・大久保。 同棲した女の死から十数年、栩谷(くたに)は生きている実感がつかめない。 デザイン事務所が行き詰まり、礼金欲しさに立ち退き交渉を引き受けた彼は、アパートで一人がんばる伊関のもとへ行く。 そこで、幻覚作用のあるキノコの腐臭に酔った栩谷は・・・第123回芥川賞受賞作品。 受賞後初の書き下ろし「ひたひたと」も収録。 (音訳:飯島 久子(いいじま ひさこ))
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