米寿を祝う席で「少し長く生きすぎてしまったかもしれないな」と言った父。その父が脳出血で入院。渾身の看護を続ける中、死が遠くないことを悟った著者が、無名の人の無名の人生の集大成として父の句集を出すことを考え始める。抑えた文章の中に、父の死を正面から見据えた息子のせつない思いがほとばしり出ていて、読む者を暖かくも清々しい気持ちにさせてくれます。 (音訳:小早川 隆)
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