大正八年、冬の吹雪の夜に烈(れつ)は生まれた。
その、女の子に似合わないたけだけしい名前には両親の深い祈りが込められていた。
だが、小学校入学直前に、烈の目に異常が発見される。
失明だけはなんとか免れたいと、最新の治療から祈祷・まじないまで試みたが、失敗に終わった。
光閉ざされた世界に突き落とされた烈は周囲の心づくしを受け入れることができず、一時は自暴自棄の状態に。
しかし聡明な彼女は酒作りをこころざし、苦心の末に美酒を作り出すことに成功した…。
作者の流麗な筆致が描き出す烈と彼女を取り巻く人々の姿は、すべての読者を感動させることでしょう。
(音訳:高橋久美子)
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