順調な人生のはずだったのに、なぜか、出世街道をはずれ、番屋勤めになってしまった男。
人からは、「しくじり鏡三郎」と呼ばれている。
鏡三郎をとりまく人々が巻き起こす騒動や、番屋に持ち込まれた事件を通して、
武士や町人など様々な人々の優しさ、切なさを感情豊かに描く。(上)
鏡三郎は矢車屋のおりんと所帯を持ちたいと考えていたが、
ある日、元上役の三枝能登守から、莫大な損金(赤字)を出している
長崎会所の実態を調べるよう頼まれた。
舞台は江戸から長崎へ移り、話は南蛮貿易にまつわるからくりや、青い目の美女をめぐる恋模様なども絡めて展開する。(下)
NHK金曜時代劇「しくじり鏡三郎」の原作本。
(音訳:粕谷智子)
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