著者は、作家・松岡譲(まつおか ゆずる)と夏目漱石の長女・筆子の四女。 祖父・漱石の時代から受け継がれた糠床(ぬかどこ)の思い出を描いた表題作の他、漱石のエピソード、父母への思い、雑誌連載中の食にまつわる話も加えたエッセイ集です。 率直で飾らない文体、上品なユーモアに、しみじみと心が和みます。 また、漱石に関係する生きた証言としても面白く、特に、鏡子夫人がいきいきと描かれています。 漱石ファンにもお勧めの一冊です。 (音訳:大越 美枝子)
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