結婚の承諾を得るため相手の実家を訪ねる“僕”。歓待されるが家族が話し下手で気疲れしてしまう。その夜、弟の部屋で寝ることになった僕は、弟が“鳴鱗琴(めいりんきん)”という楽器を演奏できることを知る。ザトウクジラの浮袋の表面に魚の鱗が張りつけてあって、中に飛び魚の胸びれで作った弦があるのだという。(表題作) 丁寧な筆致で描かれた短編集。 (音訳:濱西未久子)
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