45歳の藩士・高津又兵衛は、300石の旗本の家から婿をもらい、願ってもない良縁と喜んだ。ところが、婿の与十郎は藩で不祥事を起こして行方をくらましてしまう。責任をとって切腹すれば家は残ると言われ、又兵衛は苦悩する。妻や娘は悲しむどころか、口をそろえて「お腹召しませ」と言う(表題作)。幕末から維新を舞台にした六つの短編集。 (音訳:粕谷智子)
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